パンダ散る

違う、こっちから見て右……いや、それ左……

こっちから……だから、それ左……いやだから自分からしたら左…

違うやん！　自分からしたら左やけど、こっちからしたら右やねん！　アホかぁ！

長谷川です。

お疲れさまです。

日々、色々あるような、ないような、ただ淡々と過ぎているような、そうでないような

10年後、振り返った時、果たして今日という１日を覚えているのか……

…こーゆう話いらないですか…そーですかー………。

では、チャンスの話。

唐突ですが「吹き戻し」ってご存知でしょうか？

おもちゃの部類に入ると思うのですが、こーゆうやつ…

雑でゴメンね…。

この吹き戻しがね、母親が買ってきた お菓子か何かにオマケとして付いてたんですよ。

忘れもしません、パンダちゃんでした。

で、このパンダちゃん見ててね、精神年齢の低い長谷川は、これでチャンスが どーゆう反応するかが

気になるわけですよ。

チャンスはと言いますと、吹き戻しが、どういった物か分かりはしませんが

今まで見たことない物なので、興味しんしんな感じで寄って来まして

どんだけ嗅ぐねん言うぐらい、ニオイを嗅いでおりました。

で、吹き戻しをチャンスに向けて吹きましたところ……

飛び上がって逃げて行きました……机の下に隠れてしまいました…。

正直、そんな驚くとは思いませんでした……。

ただ…何でしょう…Sっ気なのか何なのか、こーゆうのって面白いじゃないですか。

何回もやってしまいました……でもね、母親も

「今度から悪いことしたら、これやったたらええねん」言うてましたからね…。

その日の夜のことです。

チャンスは夜中に１回はトイレ行くんですよ。

僕がチャンスと一緒に寝ておりまして、起きて部屋のドアを開けようとするので

１階のトイレまで一緒に行き、オシッコを済ませたのを確認し、おしっこシートを取り替え

２階に戻りました。

んとね、チャンスね、基本は僕と一緒に寝てたんですが

トイレ行った後は、家族の誰かしらの布団に潜り込んで寝るんです。

あと、おしっこシート取り替えてる間は、台所を巡回してるんです。

たぶん、何かしまい忘れの食べ物が無いかを確認してる思うんですが。

なので、その日の夜も、僕がシートの取り替えしてる間に

台所の見回りを済ませ、２階に戻ったものだと思ってたんです。

で…翌朝ですよ…母親が大きな声で何か言っているのに起こされて、見に行くと…

あのパンダの吹き戻しが、バッラバラになってるんですよ…。

もうね…「これパンダだったんだぜ」って言われなきゃ、パンダって分からないぐらい

無惨なものでしたよ。

僕が２階に上がった後、台所で、チャンスによる無抵抗のパンダちゃんへの

残忍な行為を想像すると…恐いです、僕もう恐いです、普段あんなに可愛いチャンスちゃんなのに…。

つーか、よっぽど憎たらしかったんでしょうね…。

いつか巡ってくるであろう殺る機会を待っていたんでしょうね…。

ただ、邪魔者は排除するという、その姿勢 大好きです、僕。

んじゃ、バイバイ。